BANANA FISH【あらすじ】
ニューヨークのダウンタウン、ストリート・ギャングを束ねボスとして君臨するアッシュはまだ若干17歳の少年だった。
ある日、コルシカ・マフィアのボス ゴルツィネの指示で銃撃された男から「バナナ・フィッシュ」と言う謎の言葉を告げられる。
それは今では廃人同然の兄グリフィンが時々口にする言葉だった。
グリフィンはベトナム戦争の時に突然同僚の兵士を小銃を乱射させ死傷させている。
その時に呟いた言葉が「バナナ・フィッシュ」と言う謎の言葉だった。
アッシュはそんな「バナナ・フィッシュ」の謎を探りながら、日本から来たカメラマンの助手奥村英二と出会う。
2人の出会いによって物語は大きく動き出す。
バナナ・フィッシュとは何なのか?
ギャングの世界に入り込んだ英二とその世界でしか生きれないアッシュのスリリングな展開から目が離せない。
BANANA FISH【スタッフ】
原作
吉田秋生
監督
内海紘子
シリーズ構成
瀬古浩司
キャラクターデザイン
林明美
音楽
大沢伸一
アニメーション制作
MAPPA
製作
Project BANANA FISH
BANANA FISH【感想】
これは名作中の名作です。少女漫画には似ても似つかない設定に、ただただ度肝を抜かれました。
何といっても設定がリアルすぎる。作者の吉田秋生先生はかなり凝ったと思いますよ。出てくるのはイケメンの男の子たちがほとんどなのですが、そんなイケメンに生まれたからこその不遇な扱いが見事に描かれてます。
生きるか死ぬかで生きてきたアッシュの前に、平和で危険を知らない日本からやって来た英二。釣り合わない二人が強大な組織に挑む姿は、めっちゃ熱くなります。
裏社会の恐ろしさや、権力の前に屈しないといけない悔しさは見ているこちらも苦虫をかみつぶす思いになってしまいました。
それくらいリアルな設定だし、キャラクター達に感情移入してしまいます。またアッシュのやっている裏バイトもかなりリアルですよ。
一応健全な少女漫画だからその病差は無いにしろ、結構そこまで言っちゃうんだみたいな描写は多くありました。その辺りもハラハラしますね。
そして一番の謎であるバナナ・フィッシュですね。それを巡り、さらに謎が謎を呼ぶ展開が見ていて飽きません。最初から最後まで楽しんで見れるアニメですよ!